|
|
|
|
|
|
|
STIFFSLACK-SS01
バンド : [ NATIONAL SKYLINE ]
タイトル : [ THIS=EVERYTHING ]
価格 : [ 2,300円 / without tax ]
フォーマット : [ CD ]
10 SONGS + 日本盤ボーナストラック 2 SONGS |
|
|
|
1, Some Will Say ♪
2, Reinkiller
3, A Million Circles
4, Day On The Beach
5, Morse Code
6, A Night At The Drugstore
7, Make It Stop
8, Cadence Of Water
9, The Look
10, Grandstanding
11, Ghosts *
12, Karolina II *
*bonus track for Japanese release only |
|
|
exCASTOR, HUM, COMPOUND REDのメンバーによるビューティフル・エモーショナル・ニューウェーブ・ロックバンド傑作2NDアルバムSTIFF
SLACKリリース。前歴バンドや今までの音楽経験を一気に吐き出しギターバンドとしてのネクストスタイルを提唱する。そのエモ〜ニューウェーブ〜ポストロックを縦横無尽に駆け巡る果てしなく深く美し過ぎるサウンドスケープは驚きと同時に、聴き手の心の奥底に響き渡り大きな感動を呼び起こす。RADIOHEAD,
TORTOISE, U2, NEW ORDER辺りのファンにも受け入れられています。 ボーナストラック2曲追加。解説/歌詞/対訳付。 |
|
|
好きなバンドが解散する・・・リスナーにとってそのバンドが実在しなくなる事の悲しみは皆さん一度は味わった事はあるのではないでしょうか?それらのメンバーが新たにバンドを結成ときたら黙っては居られないのは自然である。今回、初の日本リリースとなるシカゴのNATIONAL
SKYLINEも様々なバンドを渡り歩いたアメリカでは名のある人物達が集結した見過ごす訳にはいかないバンドなのである。まずNATIONAL
SKYLINEの核になる人物・ジェフ・ガルバーはCASTORというバンドで名を轟かせていた、NATIONAL SKYLINEでも縦横無尽に舞う極上のメロディーはCASTOR在籍時に既に開花されています、今のエモロックムーブメントの走りであり、多彩なギターワークと表情豊かなリズムも今聴いても色褪せません、『CASTOR』と『TRACKING
SOUNDS ALONE』の2枚のアルバムをリリースしているので気になる人は是非手に入れて欲しい。当時はPROMISE
RING, BRAID, SHINER, 後に語るNATIONAL SKYLINEでの相棒ジェフ・ディンプシーも在籍していたHUM等とのツアーも頻繁に行われていた。そのジェフ・ディンプシーの前歴も素晴らしいものである、先にも触れたHUMのギタリストとして在籍、「シカゴを代表する」とまで言われたギターバンドでCASTOR同様、優しい楽曲の中に潜む激しさが売りのバンドであった、メジャーレーベルからもリリースし、カレッジチャートを中心に絶大な人気を誇っていた。彼はPOSTER
CHILDRENという同系統のギターバンドにも在籍していた事は案外知る人は少ない、ちなみにPOSTER CHILDRENに現TORTOISE/ISOTOPE
217のジョン・ヘーンドンが在籍していた事も今となっては逸話である。そして最後のメンバーのジェームス・マイナーはミルウォーキーのCOMPOUND
REDという素晴らしいバンドにギターで参加、COMPOUND REDはBURNING AIRLINES, DISMEMBERMENT
PLAN, SHINERなどでお馴染みのレーベル=DESOTOから『ALWAYS PLEASURE』という傑作アルバムをリリースしている、繊細かつ豪快、メロディーそのものに潤いのあるギターバンドであった。その後ジェームスは脱退、そしてNATIONAL
SKYLINEに参加する。
NATIONAL SKYLINEのクレジットはいつも謎めいていて音はNATIONAL SKYLINE、映像はOHIO GIRL(NATIONAL
SKYLINEの全作品のアートワークを製作するデザインチーム、彼等の作品はとても素晴らしいのでチェックして下さい/www.ohiogirl.com)としか表記されていない為、レーコーディングデータは常に明かされていないが、暴露すると彼等はアルバムを製作するにあたってボーカル/リリック以外はパートを決めずに各々楽器を持ち替えてレコーディングを進めていて、メンバーそれぞれがギタリストであると同時にマルチプレイヤーでもある、敢えて担当のパートを持たない事が音のバリエーションを増やしているのであろうか?感性がぶつかり合って産まれる化学変化の効果は何倍にも膨れ上がり、このような独特な世界を創り上げていて、前歴バンドから推測するとNATIONAL
SKYLINEは純然たるギターバンドと思われがちだが、『THIS=EVERYTHING』を一聴してもらえれば分かる通り、最早ギターバンドとしての枠を越えていることが確認できる、強いて例えればRADIOHEADやTORTOISEとも共有できる感覚を備え持っているといっても過言ではないだろう、シカゴという恵まれた音楽環境でもここまでバンドを進化させるのは至難の業であるが、あっさり(?)と音像化させている所がなんとも憎らしい。
新川拓哉(NATIONAL SYLINE / THIS=EVERYTHINGライナーより) |
|
|
|
|
|
|